2013年08月21日

田んぼ

 やっとです。

 やっと雨が降ったかと思えば、台風の影響。

 畑に恵みの雨はいいのですが、

 台風となると被害が心配されます。

 宮古島ではカツオ漁の最盛期だそうですが、
 台風で漁には出れないわ干ばつ被害に追い打ちを
 かけるような台風。

 自然現象とはいえちょっと酷ですよ。
 


 
 はい~。
 旧盆のウークイに どうも!エルビス☆比嘉です!

 ウークイに盆の話題やエイサーの話題も多いかと
 思いますが、今日は別の話題にお付き合いを~。


 しかし~、
 あっという間で、8月も残り10日ですよ。

 は や いですね~

 子供たちには夏休みの宿題させてますか~?

 
 夏休みの話題を出したところで、
 先日、私の住む和仁屋という地域で、自治会、老人クラブ、
 子供育成会が力を合わせ、
 子供たちの絵日記 or 体験作文にもってこいのイベントを
 行いました。

 はい~、これ~。
田んぼ



















 ??? ちょっと、あーた、 今、「何これ?」って言いました?

 田んぼですよ! た・ん・ぼ!

 昔はウチの地域、とくにこの畑の一帯は湿地帯で、
 ほとんどが田んぼだったそうです。

 沖縄では1962年のキューバ危機以降、砂糖価格の上昇によって
 多くの稲作農家がサトウキビ栽培に転換していったそうですが、

 この一帯はその10年ほど前から畑に変えられていったとのこと。

 オジーちゃんたちは地引網。 じゃなくて、生き字引。

 この畑は公民館の近くに住む方の御兄弟の所有で、
 「今は使わないからどうぞ使って!」ってなことで、
 無料で貸して頂いたそうです。 太っ腹~。

 老人会や壮年会のみなさまのご協力により開墾し、

田んぼ



















 あーだこーだと、船頭多くしてからもなんとか田んぼの形へ


 あ、そうそう
田んぼ



















 田んぼへの水は近くの湧水(カー)から引っ張ってきます。

 引いているところの湧水は ” ンブガー(産井戸) ” といいます。
 沖縄ではしりとりがエンドレス。

 田んぼの体験プライスレス。


 ・・・・・・・ガ-ンさ、先へ。
田んぼ



















 ラジオ体操が終わると水を入れては様子を見ました。

 子供農園として開墾しましたが、大人も初体験。
 みなさん、気になってしょうがないようです。



 頃合いを見て、田んぼの水漏れ防止作業を子供たちに
 手伝ってもらおうかと・・・・・・・・・・あげっ!
田んぼ


















 聞いてないタラ~
田んぼ



















 あの~、もしもし~?

 聞いてないね。

田んぼ


















 聞く わけ ないか。


 ついには泥んこ番長も登場・・・・・・脱いでるし ガ-ン
田んぼ



















 泥んこ戦隊が隊員のまま家に帰ったら、お母ちゃんに怒られそうなので
田んぼ



















 子供育成会長の大城さんが解散式。

 洗ってもらいました。 (だれも怒られなかったようですピース。)



 そして、後日、田んぼをならすために。

 代掻き(しろかき)なるものをやってみます。

 素人だし、専門の機械もないので、すべて手作業。
 長めの角材をロープでしばって、子供たちが引っ張って
 大人がそれを押しならす作業をしましたが、

 これが大変!

 「手伝う、手伝う」と言っていた老人クラブの先輩方は
 誰も・・・・来ない。

 なるほど、
 この骨折り、知っていたから来なかったんか~汗
 確信犯だな?さては。 

 さすがは生き字引。

田んぼ



















 よし!子供たちと代掻きを続け・・・・・・・あげガ-ン?。

田んぼ




















 泥んこ戦隊・・・・・・・・再結成してるし! タラ~
 しかも、隊員増えてるし~!

 
 ということは・・・・・・・はい、お父さんたち! がんばれ!
 (このあと「エルビス代掻きで腰を痛める」の巻!)

 

 とにもかくにも
 なんやかんやでガンバルンバで田植えの準備ができて、

 迎えた田植えの日。

 老若男女、0歳から88歳まで、約40人が集まりました。

 あ、沖縄では2期作で8月の田植えOK。
 3期作も条件によっては可能だそうです。

田んぼ




















 そして、みんなで並んで田植え!

 恩納村から稲作40年の當山氏を講師に迎えて
 植え方を教わりながらやっていきました。

 ・・・・のだけれど、これまた船頭が多くて大変!

 どうやら、75才以上のオジー達が田植えの経験者
 らしくて、稲の間隔やら植える本数で揉めてます!

 「20cmだ!」 「いいや!30cmだ!」

 「3本だ」 「いや!5本だ!」

 現役稲作農家の當山氏をほぼ無視。

 (オジー達、田植えをせずに
     口だけが田んぼに入って来ます タラ~ )
 


 オジー達の議論が長いので、

 當山氏が大城子供育成会長に田植えのマンツーマン。
 (中央の麦わら長靴が當山氏)
田んぼ



















 オジー達、未だテントの下で あーだこーだガ-ン


 あ、そうそう、60代の方々も初めての体験だそうです。

田んぼ



















 70代でも
 「わんや、まちがた~出身やくとぅ、しぇーいんだんさー」
 (私は都会育ちだからやったことないな~)と、
 コザ市出身のオジーがニヤリと一言いうと。


 「いったーや、ヒンスーし、地(じー)ぬね~らんて~んて~!」
 (おまえん家は貧乏で土地がなかったんだろ!)と、
 80代のオジーからすかさず突っ込みが入る。


 田植えが終わった後の
 うたいのーし(疲れ直し=お疲れさん会)では、こういった
 会話が飛び交います

田んぼ




















 
 世代を超えたこの時間が何とも言えません。ピース

 お母様方は、
 「収穫した米(30kg予測)は並行してジャガイモにんじんを植えて
  カレーライスをつくろう!」と、 沖縄で生息しない狸の皮算用。


 ま、楽しみがあることはいいことです。



 さ~、稲はすくすく育っておりますが、その様子はまた後日。


 ということで。

 
 世間はウークイだ。各地でエイサー道ジュネ~がありますね~!

 私もウークイしに行きましょうかね~ ピース



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Posted by エルビス比嘉 at 17:34│Comments(0)北中城あれこれ
 
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